FXに興味を持たれて、このページを訪れたでしょう。
初心者でもわかるように、FXの仕組みや口座開設までのポイントなどをまとめましたので、お役立て下さい。
FXとは?
FXとは「外国為替保証金取引」と言い、「外国為替」とも言われてます。
外国通貨を小額の保証金で売り買いを行い、『為替利益』をだす取引のことをいいます。簡単に言うと、異なる2つの通貨を交換(取引)することです。
最大の特長は「売り」からでも「買い」からでも取引が始められることです。
他にも相場の変動による「為替差益」での利益、「スワップポイント」という通貨の金利差での利益、少ない資金で大きな取引ができる「レバレッジ」などがFX取引の特長です。
円高・円安って?
ドルを基準に考えます。1ドル=100円が1ドル=90円になると「円高」となり、1ドル=110円となると「円安」となります。
1ドルから見て円の価値が上がる「円高」、価値が下がる「円安」になります。
外国為替市場はどこにあるの?
外国為替は世界中の主要都市をネットワークして24時間取引されています。
なので、株式みたいに取引所がある様に思えますが、外国為替はネットや電話を利用して通貨取引行ってるので「市場」と言ってます。
FXのメリット
少ない資金からでも始められる
FXでは、レバレッジを利用し、少ない証拠金だけで何倍もの大きな額の取引をすることができます。
仮に1万円の証拠金でレバレッジ100倍の場合は100万円の取引ができ、少ない資金でも始められるのがFXのいいところです。
24時間いつでも取引できる
世界中の主要都市にインターバンク市場が存在し、それらがネットワークでつながっているので、土日やFX業者のメンテナンス時間以外の24時間取引が可能なのです。
様々なライフスタイルの方でも取引できるのが人気の秘密ですね。
取引手数料が安い
一般的に外貨貯金では手数料が1ドルあたり1円です。仮に1ドル=100円の時の1万ドル引出手数料が1万円になります。FXでは手数料を無料にしてる会社が多いです。
FX会社は「買い」「売り」の表示に差をつけて提示します。この差が「スプレッド」といわれ、FX会社の実質的な手数料となります。その手数料も1銭~10銭程度でとても安くなっています。
売りからでも、買いからでも取引できる
売りからも買いからもスタートできるため、円高・円安どちらに動いても収益を狙うチャンスがあります。
外貨預金では常に外貨買いになるので円高局面では損失が発生します。
FXのリスク
FXにメリットがありますが、同時にデメリット、リスクもあります。すべてのメリットにはリスクが隠れていると思っていいでしょう。
為替相場変動のリスク
通貨を取引する際、自分が持っている通貨が買った時より高くなっていれば、利益(為替差益)を得ることができます。しかし逆に安くなっていれば損失(為替差損)を被ることになります
金利変動のリスク
通貨間の金利差によって、スワップポイントが受け取れます。しかし、金利が変動して高金利だったはずの通貨の金利が安くなると、スワップポイントは少なくなったり、マイナスに転じてしまうことがあります。
流動性のリスク
換金しようと思ったときに、マーケットで必要時に売れなかったり、また希望した価格で売れなかったりするリスク。
信用のリスク
取引FX会社の倒産、債務不履行、金利不払いなどが起きるリスクのこと。
債券の投資先やお金を貸した相手が、元本や利息をきちんと返してくれるかどうか、という信用力に関するリスク
システムダウンのリスク
インターネットを利用し、パソコンで行う場合、売買注文の入力ミスなどで誤注文してしまい、意図しないレートで取引が成立してしまう可能性があります。また、パソコンの調子がおかしくなったり、通信回線がつながりにくくなったりする事も。さらに、FX会社のシステム障害など、いろんなシステムリスクが考えられます。
証拠金とは
証拠金とは、外貨預金のように実際に売買する外貨相当の日本円を入金する必要はなく、預入れる証拠金を担保として、少ない資金で、数十倍の大きな額の取引をすることができます。
- 始める際は、まず「証拠金」をFX会社に預託する必要があります
- 証拠金として預け入れたお金の範囲内で取引ができます。
FXでは取引額の1/10~1/20の証拠金で売買が行なえるので、資金効率が良いことになります。
証拠金の計算方法
ドル/円の通貨ペアで、1ドル=100円で注文が1万通貨単位の場合、100万円分のポジションを持つことになります。
レバレッジ10倍なら
100円×1万通貨×1/10=20となり、必要な証拠金が10万円となります。
レバレッジ100倍なら
100円×1万通貨×1/100=1となり、必要な証拠金が1万円となります。
レバレッジとは
FXの最大の特徴は、取引会社に預け入れた証拠金の数倍~数十倍の取引が出来ることです。これを『レバレッジ』あるいは『レバレッジ効果』などといいます。レバレッジとは「てこの原理」のことで、小さな力で大きな物を動かすという意味です。
たとえば、10万円の証拠金で「レバレッジ10倍」の場合取引可能額が100万円で、「レバレッジ100倍」だと取引可能額が1,000万円となります。
レバレッジは高く設定する程、少ない資金で効率的に取引できる反面、相場が予想と反対に進んだ場合のリスクもまた大きくなりますので注意が必要です。
レバレッジの計算方法
ドル/円の通貨ペアで、1ドル=100円で注文が1万通貨単位の場合、100万円分のポジションを持つことになります。
必要な証拠金が10万円なら
100万円÷10万円=10となり、レバレッジ10倍となります。
必要な証拠金が1万円なら
100万円÷1万円=100となり、レバレッジ100倍となります。
レバレッジの倍率
ほとんどの入門書やサイトなんどでは、初心者は低いレバレッジから始めましょうと言われてます。
FXに慣れてきたら、トレードスタイルでレバレッジを設定しましょう。短期なら高レバレッジに挑戦するのもいいでしょう。
FX会社を選ぶ際にも、自分に合ったレバレッジの倍率があるか確認しましょう。
トレードスタイル
FXのトレードスタイルはいくつかあります。
1回の取引の時間の長さ、利益の狙い方から4つに分けられます。
時間で見ると
スキャルピング ⇒ デイトレード ⇒ スイングトレード ⇒ スワップトレード
と取引時間が長くなります。
利益の狙い方では、
為替差益狙い: スキャルピング、デイトレード、スイングトレード
スワップ金利狙い: スイングトレード、スワップトレード
となります。
あなたの環境(ライフスタイル)に合った、トレードスタイルを選んで下さい。
スキャルピングトレード
スキャルピングトレードとは、数秒から数分程度でトレードする方法です。数銭から数十銭の利益でトレードして、1日に何度も行い小さな利益を積み上げていきます。
大きく相場が動くときには、数秒でも損失が出る可能性があるときなどに使います。チャートをじっと見て、すばやい判断力で瞬時にマウスをクリックします。
デイトレード
デイトレードとは、エントリーから決済までを1日以内(24時間以内)で行い、次の日までポジションを持ち越さない方法です。相場が動きやすい時間帯でのトレードで利益を狙います。
FXの場合は24時間市場が動いてるので、寝てる間の相場暴落や取引時間外での価格変動などでの損失を防ぐ事ができます。
スイングトレード
スイングトレードとは、数日から数週間でトレードする方法です。トレンドの波に乗ってデイトレードよりも大きな利益を目指します。
スワップトレード
スワップトレードとは、数週間から数ヶ月でトレードする方法です。スワップ金利を狙います。
金利の低い通貨を売って、金利の高い通貨を買うポジションにすると、毎日一定の金利がもらえます。通常の定期貯金の金利に比べると良い金利です。
FXの始め方
業者の選び方
手数料はいくらか
手数料とは、「売り」「買い」の新規注文と新規決済にかかる往復手数料の事をいいます。FX会社によっては手数料を無料としてるところもあります。また、有料で行ってるFX会社は、情報提供などのサポート体制を整えてるところもあります。
デイトレードなど、1日に何回もトレードをする場合は、手数料無料のFX会社がいいでしょう。
スプレッドはいくらか
「買い」「売り」の表示に差をつけて提示します。この差が「スプレッド」といわれ、FX会社の実質的な手数料となってます。
スプレッドは、FX会社や通貨ペアで異なります。スプレッドは少ないほうが取引コストを下げる事ができます。
レバレッジの倍率
FXはレバレッジを利用し、少ない証拠金だけで何倍もの大きな額の取引をすることができます。
最近は、どこの口座も25倍なので比較して考える必要はありません。
通貨ペアの種類
取り扱ってる「通貨ペア」は異なるので、基本の「ドル/円」「ユーロ/円」通貨ペア以外で、取引したい通貨ペアがある場合は、扱ってるか確認しましょう。
口座開設の流れ
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FX会社を選定
トレードスタイルや情報量、取引画面の操作性などで数多くあるFX会社の中から検討します。
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口座申込み
口座開設は無料でできます。FX会社のホームページの「口座開設」から入り、氏名・住所などの必要事項を入力して送信します。必要書類の身分証明書などは、コピーをメールやFAXで送ります。
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口座開設・トレード開始
数日内(オンライン申込みで1週間以内)には、ユーザーID・パスワードが届きますので、証拠金を振り込んでトレード開始です。
※口座開設には「マイナンバー」も必要なので、通知カード等を準備して「個人番号」を確認しておきましょう。